エデンの鍵に関する情報を置いていくブログ。
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その少女が入って来た瞬間、ユンファは小銭を渡す手を思い切り掴んでしまった。
「あんた、こっち、男湯!」
「分かってるよ。」
あっさりと答えた少女に、ユンファはその手をますます強く握り締める。
「痛いって!」
「覗きは許さないからね!」
じっとそのブルーオパールの目を見つめると、少女は顔を歪めた。
「僕は男だよ。」
言われて、ユンファはまじまじとその少女…少年の平たい胸を見た。自分が胸部に弱点を抱えているので気にならなかったが、そういえばその少年は男のようにも見えた。しかし、スカートを履いて男湯に来るのはどういうことなのだろう。
「紛らわしいこと、するんじゃないよ!」
間違えたのが恥ずかしく、むっとして言うユンファに少年は肩を竦めた。
「勝手に間違えたんじゃないか。でも、僕の可愛さもこれで証明されたってことだよね。」
「あんた、名前は?絶対に忘れないからね!二度と間違えない。私はユンファ。あんたは?」
「フーズー。」
勝ち誇った表情で言った少年に、ユンファは言い聞かせた。
「次からは、せめてスカートはやめな。他の客がびびるから。」
男湯には、スカートではいかないようにしましょう。
紛らわしいので。
「あんた、こっち、男湯!」
「分かってるよ。」
あっさりと答えた少女に、ユンファはその手をますます強く握り締める。
「痛いって!」
「覗きは許さないからね!」
じっとそのブルーオパールの目を見つめると、少女は顔を歪めた。
「僕は男だよ。」
言われて、ユンファはまじまじとその少女…少年の平たい胸を見た。自分が胸部に弱点を抱えているので気にならなかったが、そういえばその少年は男のようにも見えた。しかし、スカートを履いて男湯に来るのはどういうことなのだろう。
「紛らわしいこと、するんじゃないよ!」
間違えたのが恥ずかしく、むっとして言うユンファに少年は肩を竦めた。
「勝手に間違えたんじゃないか。でも、僕の可愛さもこれで証明されたってことだよね。」
「あんた、名前は?絶対に忘れないからね!二度と間違えない。私はユンファ。あんたは?」
「フーズー。」
勝ち誇った表情で言った少年に、ユンファは言い聞かせた。
「次からは、せめてスカートはやめな。他の客がびびるから。」
男湯には、スカートではいかないようにしましょう。
紛らわしいので。
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